患者さんのインクルージョン

すべての人に向けて障壁を取り除いた臨床試験

パレクセルでは患者さんを第一に考えています。人種、性別、年齢、能力、経済状況を問わず、すべての人が臨床試験に参加できるように努め、参加への選択肢が常に患者さんの手に委ねられるようにしています。

リクルート活動の幅を広げ、実際の患者さんのインサイトを活用することで多様な患者さんを取り込み、患者さんのニーズを満たす試験をデザインすることで、集団を超えて効果を発揮する優れた医薬品を生み出すことができるのです。臨床試験をより公平で効果的なものにするために、私たちがどのようにお手伝いできるかをご紹介します。

少数派グループへのより良いアクセス

少数派グループとなる患者さんは、他の患者さんほど頻繁に臨床試験に参加していません。このような患者さんは、最先端の薬剤や治療法だけでなく、試験参加に伴う基本的な医療を受ける機会を逃してしまっています。さらに薬剤は多くの場合、かなり均質な患者集団で試験されるため、科学者や医師はその薬剤が他のグループの患者さんにどのような影響を与えるかについての重要なデータを得られないことが多くあります。

治験をより包括的なものにすることで、特に貧困や差別によって不健康に陥りがちな人々の健康状態を改善することができます。

臨床試験へのアクセスを拡大するための弊社の戦術には、以下のものが含まれます。

• アクセスが困難な地域に臨床試験施設を設置
• 臨床試験の内容について、一般的な誤解を解くための教育資料を提供
• 時間や交通手段など、参加への障害に配慮した臨床試験のデザイン

試験デザインの再考

すべての人が利用しやすい試験を行うには、設計段階から患者さんのニーズを優先する必要があります。弊社をパートナーとしてお選びいただくと、患者インサイトと呼ばれるサービスをご利用いただけます。このサービスは、患者さん、スタッフ、医療従事者からのフィードバックを治験開始前から募り、戦略が実現可能であるか、予期せぬ障害をもたらす可能性があるかを評価するものです。これらのインサイトでは、以下のことが可能です。

• 検査スケジュールを見直し、患者さんの負担を軽減
• 患者さんに向けた資料で、より分かりやすい表現を使用
• 一部の患者評価については対面ではなく、バーチャルで対応

インクルージョンの最前線であり続けるために

弊社が患者さんのインクルージョンのオピニオンリーダーとなるべく取り組む方法の１つに、「多様性についての考察」と呼ばれる報告書の作成があります。患者さん、介護者、医師、地域支援団体との広範な対話から生まれたこれらの報告書は、患者さんが臨床試験とどのように関わるかの根底にある複雑な問題を取り上げています。この調査結果は、臨床試験をより包括的なものにするために取り組むべき必須事項となります。

私たちは不平等の根本原因を突き止めることで、誰にとっても有効なソリューションを生み出したいと考えています。